2021/03/31
ストレッチの種類はどういうのがあるの?

ストレッチが重要であるということは、すでに広く知られている事実ですが、具体的に「なぜ重要なのか」「ストレッチを行うことでどのようなメリットがあるのか」などについては、正しく理解できていない方がほとんどです。

ストレッチの種類・期待できる効果

ストレッチは筋肉を伸ばし、関節可動域を広く使うための運動です。
代表的な種類としては以下の4点に分類できます。
• スタティックストレッチ(静的)
体を静止させ、反動を使わずに関節の可動域を段階的に増していき、無理のない程度に筋肉が伸ばされた状態をしばらく保持し(15~60秒間)する方法です。それを何セットか繰り返し行います。一番故障のリスクが少ない。
• ダイナミックストレッチ(動的)
スタティックストレッチが筋肉に対して、一定方向にゆっくりと伸ばしていき伸縮性を高めるのに対し、ダイナミックストレッチは動きの中で腕や足などをいろいろな方向に回すことで、関節の可動域を広げるストレッチ方法です。サッカーでウォームアップのときによく行われているブラジル体操などを思い浮かべてもらうとイメージしやすいと思います。
• バリスティックストレッチ
バリスティックストレッチはダイナミックストレッチの一種で、反動を使ったストレッチとして知られています。反動は最初は小さく、少しずつその動きを大きくしていき、最終的には関節の可動範囲いっぱいに動かしていくようにします。
• パートナーストレッチ
パートナーについてもらい、姿勢を固定してもらい抵抗をかけて行う。
より大きな可動域を伸ばせるため効果的な反面、パートナーには高い技術が必要。
場面によって使い分けることで運動前後のウォームアップ・クールダウンはもとより、健康の保持や増進、そしてリラックス・疲労回復にも効果が期待できるとされています。

ストレッチを継続することで筋肉の緊張状態がほぐれやすくなります。また、関節の可動域が広がりやすくなることも理由の一つとしてあげられます。

タイミング
硬くなってしまっている体は不用意に伸ばしてしまうと、腱や靭帯を傷めてしまう可能性があります。
トレーニングのあと体が冷えないうちに行うか、お風呂上りなど体を十分温めてから行うようにしましょう。筋肉の緊張をほどき、血流を戻すことで気分がゆるみ、精神的にもリラックスすることが期待できます。

 

怪我予防
ストレッチには「怪我予防」の効果も期待できます。
身体の柔軟性が低下している状態で激しい運動をすると、思いがけず筋や筋肉を傷めてしまうリスクがあります。
また、柔軟性が低いと、転倒など突然の事態で大きな怪我をしやすくなるため注意が必要です。
しかし、運動前にストレッチを済ませておくことで、怪我の予防につながり、安全に運動を楽しむことができます。
とくに「普段あまり運動をしない」「運動時は激しい動きが多い」などの方は、運動前にストレッチをしておかないと、深刻な怪我を負うリスクが高いです。
運動をする際には必ず、怪我予防のためにストレッチを行うことをおすすめします。

 

筋肉の疲労回復
ストレッチには、筋肉の疲労回復効果も期待できます。
運動後、筋肉には疲労がたまっていますが、こうした状態を放置してしまうと、身体のだるさや不調、パフォーマンスの低下につながってしまいます。
しかし、運動後にストレッチを行えば効果的に筋肉の疲労を取り除くことができ、身体の回復を早めることができるのです。
ただし、運動後のストレッチはテンポ良く行うのではなく、ゆっくりと呼吸に合わせて行うのが理想。30秒ほどかけて、ゆっくりと筋肉を伸ばすイメージでストレッチを行ってください。

 

注意すべきポイント
ストレッチは自分で強度が調整できる分、無理に伸ばしてしまうこともあります。
より効果を出すために、以下のようなことに気をつけてみましょう。

1,急に伸ばさない
いきなり痛いところまで伸ばすとかえって筋が固まってしまいます。
最初の5~10秒は体が適度に伸びるためのウォーミングアップです。伸ばしたい部分を意識しながらゆっくり20~30秒かけて伸ばしましょう。痛気持ちいいくらいの強度がちょうどいいでしょう。

 

2,呼吸はゆっくり続ける
深呼吸を続けることで緊張を緩和させる効果が期待できます。
またうつぶせで行う種目などは腹部が圧迫されることから血圧の上昇が起こりやすく、深呼吸にはそれを防ぐ働きもあります。

 

3,運動前のストレッチは8~12分が理想的
運動前には、運動で利用するすべての筋群を8~12分でストレッチすることが望ましく、ストレッチ後に実際の運動を想定した準備運動をプラスすることが効果的とされています。
また種目に応じて体を動かしながら行うダイナミックストレッチ・バリスティックストレッチを取り入れるのも効果的です。

体を温める程度のストレッチなら問題はありませんが、運動前に特定の筋肉に過度なスタティックストレッチを行うことは、筋力・パワーが低下する可能性があります。
これは筋肉の柔軟性を高めることと、筋肉の長さと力の関係の変化、神経反射が相反することから生じます。

 

4,運動後のストレッチはクールダウン
運動で収縮した筋肉の長さを戻し、神経反射を緩めるためにスタティックストレッチを取り入れましょう。このとき、反動をつけずゆっくりと、使った筋肉を伸ばしてあげてください。
使った筋肉は左右均等でなく、その日によってもハリや硬さが違うため、伸ばす時間を気にする必要はありません。気持ちいいと感じるところまで、1回きりではなくこまめに伸ばすようにしていくと効果的です。
ストレッチは運動前後にやるのも大事ですが日頃のケアにも欠かせないものです。
治療していく上で柔軟性はとても大事ですが自身でもある程度セルフケアとしてやる必要性があると思います。身体の痛みや骨格の歪みを治療するだけではなくストレッチなど日頃に欠かせないケアに関しても相談に乗ることができますのでお気軽にご相談ください。

 

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