2022/02/15
足関節捻挫について

捻挫は、⽇常⽣活やスポーツなどの最中に⾜⾸を捻ることで⽣じます。
⾜⾸を捻った際に、軽症な場合は⼀時的な痛みだけで済みますが、ひどい場合には前距腓靭帯(ATFLという足首の外側にある靭帯が断裂(前距腓靭帯断裂)したり、部分的に損傷(前距腓靭帯損傷)していたりすることがあります。さらに前下脛腓靭帯(AITFL踵腓靭帯(CFLという靱帯にも断裂や損傷を起こすことがあります。

また、足関節捻挫と言われたのに痛みがなかなか取れない場合に多いのが踵骨前方突起骨折、二分靭帯損傷(二分靭帯:踵舟状靭帯+踵立方靭帯)です。

捻挫といって軽視せずに、初期の適切な処置や治療が⼤切です。

・病態

捻挫にも重症度の分類があります。Ⅰ度〜Ⅲ度で分類され、それぞれの症状によって対応が異なります。

 

Ⅰ度

靱帯にちいさな損傷がある。
数⽇でスポーツへの復帰が可能な状態です。

 

Ⅱ度

靱帯に部分断裂が起きている。
腫れや圧痛がある状態で、スポーツの復帰には2週間以上要します。

靭帯に負担をかけないよう、テーピングや装具による固定が必要となります。

 

Ⅲ度

靱帯が完全に断裂している。
腫れや圧痛、⽪下出⾎が強い状態です。断裂靱帯の縫合⼿術が必要になり、リハビリをしながらスポーツへの復帰にも数か⽉要します。

 

・初期の治療

受傷してすぐの処置が大切です。
RICE
処置の流れに沿って処置をしていきます。

RICE処置とは・・・

処置の流れに関して英語の頭⽂字をとった総称です。

  • Rest:安静捻挫した⾜⾸を固定します。
  • Icing:冷却冷やして腫れを抑えます。(保冷剤や氷嚢などを使うとよいです)
  • Compression:圧迫包帯などで圧迫することで、腫れを防ぎます。(締めすぎには注意が必要です)
  • Elevation:挙上捻挫した側の⾜を⾼くして腫れを防ぎます。(⼼臓より⾼い位置にすると効果的です)

RICE処置を早急に⾏うことは⼤切ですが、⾃分たちでの対応が難しい場合などは、早めに医療機関でやってもらいましょう。

 

・捻挫の重症度が度であった場合の治療

靭帯が断裂している状態や、踵骨前方突起骨折であればしばらくの間の安静・治療が必要です。
装具(ギプス、シーネなど)による固定を数週間⾏います。
固定を続けていると関節が固くなったり、靭帯がうまく修復されなかったりなどの懸念があります。その為、当院では手技治療や鍼治療などを行い関節を硬くなるのを防止する治療も行なっています
捻挫といって軽視せず適切な治療をすることが⼤切です。

・捻挫をしたがスポーツや競技の練習や試合がある場合

足関節捻挫はスポーツに熱心に取り組んでおられる方が受傷しやすい外傷です。捻挫をした後に出場しなければならない試合があることも少なくありません。
さすがに受傷直後は痛みや腫れも強く、上記のRICEや外固定(シーネやギプスなど)が必要ですので、スポーツは休まなければなりません。

・受傷してから起こり得ること

怪我をした所(足関節)をそのままにしておくと周りに着いている筋組織や関節が固ってしまいます。どうしてそうなるのかというと損傷したことで関節自体の正常な機能を果たせず他の組織が動きを補うからです。その補う組織が筋肉です。補うことでいつも以上に筋肉が働いてしまいます。そうするといつも以上にストレスがかかり筋肉中にある血管の流れも悪くなり足関節付近の血流不足にもつながります。結果関節の周囲の組織が硬くなり負傷した靭帯部分だけではなく足関節やふくらはぎの筋肉など膝関節まで影響することも考えられます。なので受傷後は負傷部位をしっかり治すこととその周囲の関節や筋肉も治療する必要性は大事なことです。

当院では手技療法や鍼治療、テーピングなど程度に合わせて治療提案を行なっております。お気軽にお問合せください。

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