2022/03/15
膝が鳴るのは危険信号⚠️

 

日常生活の中で自分の身体が鳴ったり誰かが指を鳴らしているのを聞いたことがあると思います🦴

今回は誰もが体験しているであろう膝が鳴る原因について書いていこうと思います!

〈音が鳴る原因〉

◆ポキポキ音は気泡が弾ける音

膝を曲げ伸ばしすると「ポキポキ」と音が鳴る人は少なくありません。

悪い病気を予感させますが、ポキポキという音だけで痛みがなければ心配は不要です。

「クラッキング音」と呼ばれるもので、原理は手の指の関節を自分でポキポキ鳴らすのと同じです。

 

関節は「関節液」という液体で満たされており、関節が動く際には関節液が軟骨を保護して衝撃が起きにくいように吸収しています。

ところが、急に関節が動くと関節液の圧力が急激に変化し空洞ができます。この空洞に溜まった気泡が弾けるときの音が「ポキポキ」という音だと考えられています。決定的な解明には至っていませんが、現段階では病気による音とは判断しませんので、治療は不要です。

 ただし気泡が弾けるのは関節に大きな圧力がかかっている証拠なのでわざと鳴らすのはやめておいたほうがよいでしょう。

◆放置しておくと

「ポキポキ」「パキパキ」という音で、痛みがなければ特に問題ありません。しかし、音が鳴る頻度が高かったり、音とともに膝に痛みが生じる場合は、注意が必要です。

また、何かが擦れたり、ぶつかるような「ミシミシ」「ギシギシ」という音が鳴る場合は、「変形性膝関節症」の疑いがあります。

◆変形性膝関節症とは

変形性膝関節症とは、体重や加齢などの影響から膝の軟骨がすり減り、膝に強い痛みを生じるようになる病気です。女性に発生することが多く、加齢、肥満、外傷なども原因の一つとして考えられます。

症状は 初動時の痛み〜正座や階段の昇降困難〜安静時痛・歩行困難 などがありますが、初期症状は気にならないことがほとんどです。

 

◆「ミシミシ」「ギシギシ」は注意が必要

痛みのない「ポキポキ」「パキパキ」という音はスルーして構いませんが、痛みが伴う場合や、「ミシミシ」「ギシギシ」といった何かがこすれるような音が聞こえる場合は、変形性膝関節症との関係を疑いましょう。

 

その場合放置しておくと、変形性膝関節症が悪化し、痛みが増し、膝関節の骨そのものにも変形が生じてしまいます。「ゴリッ」「ガリガリ」といった音の場合、軟骨がすでになくなってしまっている可能性も考えられます。

膝関節は、太ももの骨(大腿骨)とすねの骨(脛骨)から構成されています。

それらを覆い、外部からの衝撃から守ったり、関節内の動きをスムーズにする役割を担うのが軟骨です。

◆危険な膝の音の見分け方

<問題のない音>
・高い単発音
・痛みがない
・何度もならない
ポキ・パキといった高い単発音で、痛みがなく何度も鳴らない場合は生理現象です。とくに影響はありません。

<危険な音>
・低い連続音
・痛みがある
・膝を曲げるたびに鳴る
ギシギシ・ゴリゴリといった低い音は、軟骨がすり減っている音。膝の痛みにつながる可能性があります。

◆セルフチェックポイント

O脚になっている
脚の形がアルファベットのOのようにみえるO脚。膝の間に1本以上指が入る場合はO脚で内側に負担がかかりやすくなっています。

・深くしゃがめない
膝がしっかり曲げられない人は周りの筋肉がこわばっていて、大きな負担がかかった状態です。

・膝の裏が床につかない
平らな床に寝転んで、床に膝裏が着くかチェックしてみてください。床に着かない人は脚を真っ直ぐに伸ばせず膝が曲がってしまった状態。膝裏の筋肉が凝り固まり、膝関節の支えが悪くなっています。

・扁平足
正常な場合は足の裏のアーチ部分が衝撃を吸収してくれますが、扁平足の場合は衝撃が足の裏で吸収されにくく、膝に負担がきてしまいます。

変形性膝関節症の他にも一つ前の記事で書かせていただいたように膝には常に負担がかかっているため様々なリスクがあります。

もしセルフチェックで当てはまるものがある方や他にも気になることがある方はぜひ一度自分の身体と向き合ってみてはいかがでしょうか。

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久我山みやび整骨院

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