2022/03/31
お肌の悩み〈ニキビ編〉

こんにちは!久我山みやび鍼灸整骨院です。

 

本日はお肌の悩みで特に10代~30代に多い『ニキビ』について書かせていただきます。

ニキビは年代によって思春期ニキビや大人ニキビと呼ばれます。

思春期ニキビは時間とともに治まることが多いのですが、大人になってからのニキビは一旦腫れると治りにくいことが多く、お悩みの方が多くいます。

 

ニキビの種類


ニキビというのは数種類あり、それぞれを簡単に説明させていただきます。

・毛穴に皮脂などの分泌物が詰まった状態を「白ニキビ」

 

・白ニキビの毛穴が開き、メラニン色素や酸化された皮脂などによって黒く見える状態を「黒ニキビ」

 

・毛穴に詰まった皮脂などを栄養にするアクネ菌と呼ばれる菌が繁殖し雑菌と対抗することで皮膚に炎症が起き、腫れたり赤くなったりした状態を「赤ニキビ」

 

・赤ニキビが悪化し、黄色っぽい膿(うみ)が発生してしまった状態を「黄ニキビ」

と言います。

腫れて赤くなったり、膿がたまったりしているニキビは、最も悪化した状態です。ニキビがここまで進んでしまうと、ニキビ自体は治っても凸凹や黒ずみが残って、ニキビ跡が目立つ状態になってしまいます。

 

なぜ毛穴に皮脂が詰まってしまうのでしょうか?


 

①皮脂の過剰分泌

皮脂自体は悪いものではなく、お肌の乾燥を防いでくれる天然の保湿因子なのです。しかし、大量に分泌されてしまうと毛穴から排出できなくなり詰まりの原因になります。皮脂の分泌量が増加するのは多くの場合は性ホルモンの影響です。男性ホルモンの一種、「アンドロゲン」は皮脂分泌を増加させる働きがあり、“ニキビ”の原因になります。
また、女性ホルモンの一種、「黄体ホルモン(プロゲステロン)」も、男性ホルモンと似たような働きがあるため“ニキビ悪化”と関係があります。

思春期では男女問わず男性ホルモンの分泌が大量に行われるため、通常より皮脂が多く分泌され毛穴を詰まらせてしまいます。20歳前後でホルモンバランスも安定してきます。

②ストレス

一言でストレスといっても、寒暖差や紫外線などによる外的ストレスや、食事や睡眠などの生活習慣から来る内的ストレスがあります。また、日々の生活の中で生じる心理的、社会的なストレスなどが挙げられます。

●外的ストレス

季節による寒暖差やエアコンの風によって、1年中お肌が乾燥しやすい環境にさらされています。お肌が乾燥すると、ターンオーバーが乱れてしまい古い角質がお肌に溜まりやすくなり、結果として毛穴が詰まってニキビができやすくなります。

また、紫外線で繰り返し受けるダメージから肌を守るために、肌表面が余分な角層で覆われ皮脂が排出できず毛穴が詰まり、ニキビができやすくなります。

それに加え、春や秋などの季節の変わり目は花粉によって肌トラブルを起こしやすくなったり、大気中の微細な粒子の化学物質などが毛穴に入ると皮脂結びついて炎症を起こしたりして、これらもニキビの原因になってきます。

 

 

●内的ストレス

・睡眠不足

睡眠不足では心身が緊張状態が続き、交感神経が活発になります。交感神経には、男性ホルモンの分泌を促す作用があるため、皮脂の過剰分泌となりニキビができやすくなります。それに加え、お肌の免疫力が低下するのでニキビが悪化しやすくなります。

・バランスの悪い食事

動物性脂肪や糖分は皮脂の栄養となりやすく、過剰にとると皮脂の分泌も増加します。
また、動物性脂肪や糖分が体内に入ると、肌を健やかに保つビタミンB群が代謝のために大量に消費されて不足してきます。皮脂分泌のコントロール機能が乱れて過剰分泌され、ニキビができやすくなります。

 

●心理的、社会的ストレス

ストレスを感じるとホルモンバランスが上手くコントロールできなくなり、ストレスを感じた際に分泌されるホルモンが男性ホルモンの働きを強くする作用があるため、強いストレスや慢性的なストレスが続くと皮脂の過剰分泌となり、ニキビができやすくなってしまいます。

 

③間違ったスキンケア

例えば、何度も洗顔をすることで必要なうるおい成分まで落としてしまい乾燥させない為にお肌が余計に皮脂を出そうとしたり、強く擦るなどの行為で外的ストレスと勘違いされ余分な角質で覆われたりすることでかえってニキビができやすくなってしまいます。

逆にクレンジングが不十分だと、メイクや花粉、大気中の化学物質などが毛穴に残って、詰まる原因になります。

 

なぜ美容鍼がニキビに良いのか?


そもそも鍼治療自体に炎症を抑える作用があります。

それに加え美容鍼としては、皮膚に鍼を打つことで皮膚表面に目に見えない傷を作ります。
この傷を修復しようとする力が「創傷治癒力(そうしょうちゆりょく)」です。

小さな傷をつけることによりその傷を治そうと真皮層の線維芽細胞が活性化され、その際にコラーゲンやエラスチンの生成が促進されます。
そうすることで、お肌のターンオーバーが促進され徐々にニキビが良くなってきます。コラーゲンは、お肌の弾力性に関わるエラスチンとアミノ酸とつながり正しい構造で存在することが美しい肌のためにとても大切とされています。


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