2022/02/28
膝のスポーツ障害について

こんにちは!久我山みやび整骨院です!

今回は5つの膝のスポーツ障害について紹介していきます。

 

スポーツ障害

スポーツ障害とは、運動によって過度の負担が繰り返される事によって蓄積され、負担のかかっている部分が徐々に損傷し、痛みを主症状とした慢性状態に移行したものをいいます。軽度の場合は運動時痛のみですが、重傷になると日常生活動作にも困難を生じるようになります。

スポーツ傷害、外傷

運動中に大きな力が急激に加わることにより起きるケガのことで、骨折、脱臼、捻挫(靱帯損傷)、肉離れ、腱の断裂などがあります。このような場合は、前回のブログでも書いたようにRICE処置を応急処置として行います。

 

膝のスポーツ障害

1.オスグッド病

症状は脛骨結節(お皿の下の骨)が徐々に突出してきて、痛がります。時には、赤く腫れたり、熱を持ったりします。休んでいると痛みが無くなりますが、スポーツを始めると痛みが再発します。発育期のスポーツ少年に起こりやすいのが特徴です。

 

・なぜ起こるのか?

オスグッド病は小中学生男子に多い膝のオーバーユースによる成長期スポーツ障害の代表疾患です。成長期は急激に身長が増加して骨も急成長を遂げますが、残念ながら筋や腱などの軟部組織は同じようには成長しません。結果的に硬い身体になってしまう時期でもあります。そのために生じる大腿四頭筋の柔軟性低下(いわゆる太ものの筋肉が硬い)を契機に、ジャンプやダッシュなどの繰り返しの動作による膝蓋骨(お皿の骨)を引っ張る力が脛骨粗面に加わります。成長期の脛骨粗面には骨が成長するために必要な新しい骨(骨端核)が存在していますが、大腿四頭筋による強大な牽引力が負担となり、骨端核の発育が阻害され突出して痛みます。

 

 

2.たな障害(滑膜ヒダ障害)

症状は歩行時やランニング、自転車などの運動時に膝のやや内側に痛みがあり、何かがひっかかる感じがします。指などで押しても痛みがあり、稀に膝の曲げ伸ばしに制限が出たり、膝が腫れたりすることがあります。

・なぜ起こるのか?

「たな」とは膝関節の内側(大腿骨と膝蓋骨の間)に存在する滑膜ヒダのことをいいます。正常な日本人の膝に50パーセントの確立で存在します。滑膜ヒダの起源は人間の進化の過程での発生期の遺残といわれています。
たな障害はこの滑膜ヒダが何らかの外的刺激により炎症を起こした状態をいいます。スポーツ時の激しい屈伸運動をきっかけに痛みが出現するケースが多く見られます。

 

 

3.膝蓋靭帯炎

繰り返されるジャンプや着地により膝のお皿の下についている膝蓋靭帯のところに負担がかかり炎症を持ち、ジャンプする時に痛みや違和感を伴い力が入らず十分なパフォーマンスが発揮できなくなる状態です。大腿四頭筋の柔軟性の不足や筋力不足、アップ、ダウンの不足なども引き金になります。また、スキー、バレーなどの競技の場合には筋力不足の為後半に姿勢が後傾してしまい膝蓋靭帯に負担がかかり膝蓋腱の炎症をもたらします。

 

◯症状

・階段昇降時、走った時、ジャンプした時、ボールを蹴った時に痛い
・椅子から立ち上がる時の痛み
・運動中や運動後の痛み
・膝を伸ばした時や、曲げた時に痛やきしむ
・膝蓋骨の上や下を押さえると痛い
・腫れや熱がある

◯症状の程度の分類

Stage1→運動中に痛みが出るが、運動自体には支障がない
Stage2→スポーツ活動中、活動後に痛みはあるが、スポーツ活動に支障がない
Stage3→安静時にも痛みが有り、スポーツ活動に支障が出る。
Stage4→腱や靭帯の断裂

 

 

4.. 鵞足炎

 

膝の内側にある縫工筋、薄筋、半腱様筋の3つの筋肉の付着部を鵞足と呼んでいます。 ランニング、ジャンプなど、膝の曲げ伸ばしを行うスポーツ動作により炎症を起こし痛みが出ます。スポーツでは陸上の長距離競技、水泳、サッカーなどで多く見られます。

 

◯原因

・オーバーユース(使いすぎ)

・鵞足を構成する筋肉の柔軟性の低下

・運動前のウォーミングアップ、運動後のクールダウンの不足

・外的要因:足に合っていない靴、硬い路面での歩行・運動

 

 

5.腸脛靭帯炎

ランナー膝(腸脛靭帯炎)の主な症状は、膝の外側(やや上部)にある大腿骨外側上顆(だいたいこつがいそくじょうか)と呼ばれる骨が出っ張った部分周囲に痛みを生じます。初期症状は運動中(特に膝を踏み込んだ時)や運動後に痛み、安静にしていると痛みが消えます。しかし、症状が悪化すると、歩行時や安静時にも膝の外側に痛みを感じるようになります。

 

◯原因

荷重や下肢のねじれとオーバーユース(使い過ぎ)です。わずかに荷重のバランスや下肢のアライメントがねじれた状態でも膝の屈伸運動(ランニングやジャンプ)を繰り返すことで、太ももの外側についている靭帯(腸脛靭帯)と大腿骨外側上顆(膝の外側上方にある骨のでっぱり)が何度も擦れるようになり、腸脛靭帯の接触面が炎症(滑膜炎)を起こし、膝の外側にズキズキとした痛みが発生します。

 

 

最後にこれらの症状の予防に大切になるのが普段からのケアになってきます。

下記のイラストのようなストレッチを運動前や、自宅でお風呂上がりに行うなど定期的なケアが必要不可欠です。

 

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