2021/08/14
肩こりと治療法

若い人から高齢者まで、幅広い世代を悩ませる肩こりを改善するには、原因や対策を知ることが重要です。

マッサージを施すことで一時的に肩こりが解消されたとしても、根本の原因に対処しなければすぐに痛みや違和感が現れます。

慢性的な肩こりは肩の痛みだけでなく、頭痛やめまいといった症状に繋がる可能性もあります。

また、肩こりの直接的な原因が肩以外の部位にある場合、肩のマッサージをしても改善に繋がらないケースがあります。

肩こりを放置することなく、原因や治し方、予防法など説明していきます。

肩こりの対処方法や原因を学ぶ前に自分の肩こりがどれだけ重大なのかチェックすることをおすすめします。肩こりをチェックする際の目安となるのが特定の姿勢を取ったときに腕が上がる高さです。

まずは、足を揃えてまっすぐ立った状態から腕を前に伸ばしましょう。そこから肘を手前に曲げて、前腕と二の腕の角度を90度にしてください。両腕を90度に曲げたら、今度はその状態で肘同士をくっつけます。

唇の高さに肘が来る場合は肩こりの症状が軽く、改善しやすい状態です。肩こりの心配がほとんどない人は、鼻の位置まで両肘が持ち上がります。

肩こりのメカニズム

肩こりの原因は多々ありますが、肩こりのほとんどは肩周辺の筋肉が血行不良に陥るというメカニズムによって成り立っています。血行とは血液の流れであり、私たちの血液は栄養や酸素を運ぶ重要な役目を果たしているのは皆さんも知っている通りです。

何らかの原因で血行不良に陥ることで筋肉中にうっ血が発生し、不快感や痛み、筋肉の緊張といった現象を引き起こします。血行不良の筋肉には老廃物が蓄積し、蓄積した老廃物によって血管が圧迫されることが肩こりの痛みの一因といわれています。

肩をマッサージすることで一時的に肩こりが楽になるのは、外からの圧力によって血行不良が改善されるからです。ただし根本の原因を取り除かない限り、肩周辺の筋肉の血行が滞り、肩こりが再発することになります。

肩こりの原因

同じ姿勢を長時間継続する

肩こりが発生する原因の中でもデスクワーカーや学生といった机に向かうことが多い人に見られるのが、長時間同じ姿勢を継続することです。机に座って作業をするとき、多くの人は首を前に突き出す姿勢になります。

実際にこの体勢になってみると、肩周辺の筋肉が縮まっているのがわかることでしょう。肩の筋肉を縮ませた状態を継続することで血行が悪化し、慢性的な肩こりを引き起こすケースが多いです。

1.眼精疲労

前のめりな姿勢で仕事をして目の前のパソコンを見続けてしまうと、毛様体筋という目の筋肉が緊張した状態が続き、目に大きな負担がかかります。

これは目には遠くを見ると毛様体筋の緊張がゆるみ、逆に、近くを見ると緊張するという特徴があるからです。

そして、目に大きな負担がかかり、目が疲れる・ぼやける・かすむ・しょぼしょぼするという症状が現れると眼精疲労という病気の恐れがあると言えます。

眼精疲労により視界がぼやけてくると、パソコンの画面をより見ようとするため、目とパソコンの距離が近くなる=顔を前に突き出すような形になります。そのような態勢ですと首に負担がかかり、最終的に肩に負担がかかって肩こりの原因にもつながるのです。

2.運動不足

肩こりの中でも、身体を動かす機会が少ない人に多く見られるのが運動不足です。肩こりの原因が肩周辺の筋肉の血行不良にあることはお伝えした通りです。

私たちの血管は身体を動かすことで血液の循環を促すことができます。しかし運動する習慣がない人は運動による血行促進効果を得られないため、日常的に運動をする人よりも血行不良に陥りやすい傾向にあります。

運動不足の人は肩回りの筋肉が強張りやすく、肩こりに悩まされやすいことを自覚しておきましょう。

3.冷え性

女性だけでなく、冷房の効いた部屋で仕事をする男性の肩こりの原因としても近年注目されているのが冷え性です。冷え性の人は指などの末端部分はもちろんのこと、内臓をはじめとした身体の内側まで冷えているケースが多く見受けられます。

身体の内側が冷えているということは血管も冷たくなっており、硬くなった血管は柔軟性が低下し、筋肉の末端まで血液を送ることが困難になるため、肩回りの筋肉を強張らせて肩こりを引き起こすのです。

4.ストレス

ストレスは多くの不調の原因であり、肩こりを引き起こす要因としても知られています。ストレスを感じた身体は交感神経が優位に働き、筋肉が緊張しやすくなります。

強い緊張状態が長く続くと筋肉は強張りやすく、血行不良に陥る確率が高いのです。

肩こりがひどくなると吐き気を伴うことも

肩回りの筋肉の緊張は、頭や首の緊張にもつながり、さらに悪化すると、自律神経の乱れや、血行不良を原因とした代謝の悪化へとつながります。

そして、最終的にその自律神経の乱れが、吐き気を催すことにつながってしまうのです。

緊張型頭痛とは?

緊張型頭痛とは頭や首回り、そして背中や肩回りの筋肉が緊張することを原因として起きる頭痛のことです。

頭痛に悩まされている日本人の中で、最も多いのがこの緊張型頭痛と言われています。

その数は、なんと15歳以上の人では、2割もの人が緊張型頭痛に悩んでいるとされています。

緊張型頭痛は、長い時間にわたって同じ姿勢をとり続けることや姿勢の悪さ、自分に合っていない枕を使い続けることや運動不足など、さまざまなことが原因として挙げられていますが、最も多いのはストレスです。

ストレスにより頭や首周辺の筋肉がこわばり緊張した結果として生じます。

そして、緊張型頭痛に悩まされている人は、首や肩こりを伴っていることが多くあります。

肩こりの治し方

治し方は色々ありますが当院で行なっている治療法を紹介します。

マッサージ

硬くなった肩周りの筋肉をほぐすことにより血行が促進し筋肉への栄養がいくようになり肩凝りによる痛みや可動域の範囲が広がります。

姿勢改善

肩凝りは姿勢が悪くなることが原因になることもあるので根本的な姿勢改善を行います。

巻き肩や猫背により背部、肩周り、頚部に付いている筋肉が緊張します。なので姿勢を改善することで筋肉の緊張が取れるので頚部、肩周りのスムーズな関節運動が期待できます。

鍼治療

前述で述べたマッサージでも筋肉は緩めることはできるのですがどうしても表層のみのアプローチになってしまうのでまた硬さが戻ることが多いです。なので鍼を行うことで深層へのアプローチが可能になることで筋緊張が緩み血行が良くなることで肩が軽くなり痛みも消すことが可能になります。

予防法

適度な運動、ストレッチ、悪い姿勢、患部を温めるなどを意識することでそこまで悪くなることは無いと思います。1日生活する中で時間がなかったりとできないこともあるとは思いますが、1日少しずつやることで肩こりになるリスクは減らすことはできると思います。

是非実践してみてください。

当院ではこのような患者さんも多数ご来院いただいていますので是非お困りの方はお気軽にお問い合わせください。

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